【呉汁うどん/本手打ちうどん庄司】 ワシワシ!ガシガシ!食べるうどん
平日も大盛況の人気店
埼玉県の川島インターチェンジから車で5分の場所にある平日でも大盛況の武蔵野うどんの店“本手打ちうどん庄司”。
10時30分の開店から14時30分ラストオーダーまでお客さんが途切れることがめったにない繁盛店だ。
満身の力を込めて出すうどんのコシ
一般的に武蔵野うどんは低加水で麺のコシが強いうどんだが、同店では全粒粉を配合。香りに深みを出し、コシの強さにマッチした麺を作っている。 茹で上がったうどんは製氷機のついたシンクを使い、氷水でしっかりと締める。
真夏でも真冬でも氷水でうどんを締めることにより、つるみより噛み応えのある食感が生まれ、ワシワシ!ガシガシ!と無心に食べることができる麺に仕上げている。
不動の人気メニューは肉汁うどん
人気メニュー「肉汁うどん」は、豚バラと長ねぎと玉ねぎが入った温かいつゆに、冷たいうどんをつけて食べる武蔵野うどんの代表的なメニューだ。具沢山のつゆは濃い目の醤油味がベースとなっており、特徴的な太い麺と絡みやすく、満足感のあるメニューとなっている。
呉汁は川島の郷土料理
同店では、11月~3月は川島町の郷土料理である「呉汁(ごじる)」を食べることが出来る。
呉とはすり潰した大豆のことで、 呉汁には味噌煮込みうどんの上にすり潰した呉(大豆)が乗っている。
混ぜて食べることで濃い赤味噌の味と大豆が合わさり、優しい味わいで身も心も温まる。
また、5~9月は「すったて」が登場する。 すったては、冷たいうどんの上にみょうが、きゅうり、大葉、ダイコン、玉ねぎをタワーのように盛ったうどんで、麺は通常よりも細く、ツルツルと食べやすい。
先代の想いを受け継ぐ
同店は朝霞でオープンし、よりお客様が入る広い店舗を探して現在の川島町に拠点を移した。
先代はこの場所を一目見てすぐ拠点を変えることを決意したという。現在は亡き父の思いを継ぎ兄弟二人と母親が中心となり店を切り盛りしている。、温かみのある店内で、うどんも店舗も先代の想いを大事に引き継ぎながら、伝統の味を多くの人に伝えている。
※記載内容は2025年2月取材時のものです。
※季節メニューがあります。
呉汁うどん 11月~3月
すったてうどん 5月~9月
【SHOP DATE】
本手打ちうどん庄司
〒350-0152 埼玉県比企郡川島町上井草743-9
電話080-1092-7756